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    映画:キングコング:髑髏島の巨神のレビュー・感想-桐山進也

    映画:キングコング:髑髏島の巨神のレビュー・感想

    あらすじ

    『キングコング:髑髏島の巨神』は、1970年代のベトナム戦争終結後を背景にした2017年の映画です。この作品は、未踏の「髑髏島」を探索する探検隊の物語を描いています。

    主人公の元特殊部隊傭兵ジェームズ・コンラッド(トム・ヒドルストン)は、科学者や米軍兵士と共にモナーク組織の探検隊に参加します。

    彼らが島に到着すると、爆弾を使用して島の生態系を調査しようとしますが、これが島の守護者である巨大ゴリラ、キングコングの怒りを買います。

    コングは探検隊のヘリコプターを破壊し、隊員たちは島で散り散りになります。島にはコング以外にも危険な生物がおり、探検隊は生き残りをかけて戦います。

    物語の中で、部隊の指揮官はコングを倒そうとしますが、徐々にコングが島の生態系のバランスを保つ重要な存在であることが明らかになります。

    最終的に、探検隊は島からの脱出を試みますが、島の謎とコングとの関係が徐々に解明されていきます。エンディングでは、世界中に髑髏島のような未知の生物が存在することが示唆されます。

    監督:ジョーダン・ヴォート=ロバーツ
    キャスト:トム・ヒドルストン
    キャスト:サミュエル・L・ジャクソン
    キャスト:ブリー・ラーソン
    キャスト:ジョン・グッドマン
    キャスト:ジン・ティエン
    キャスト:トビー・ケベル

    最新技術で表されたキングコングの綺麗な迫力が堪能できた映画

    「キングコング:髑髏島の巨神」は2017年に公開されたアメリカ映画で、言わずと知れたキングコングの映画です。この映画に限らず、邦題がちょっと…原題通り「Kong: Skull Island」ではダメだったのかなと思います。

    主演はトム・ヒドルストン(マーベルのロキ様!)で、未踏の島探索の依頼をされた傭兵という設定です。傭兵っぽくないぞ(ロキ様の品格に引きずられたかな)。依頼の調査会社はモナーク。聞いたことある、ゴジラに酷いことした会社だ。

    未踏の島というのに、営巣地確保のために爆弾をドンドン落としている。機材投下もバンバンしている。着地した機材から大音量の音楽を流している。

    コングも怒るよね。批判してばかりですが、この映画の良いところは、メインのコングを冒頭から最大に露出しているところです。ストーリーの初めに、第二次大戦の残兵であるマーロウと日本兵が対峙する場面で、崖下から巨大なコングが現れるシーンは最高に格好良かったです。

    そして爆弾がバンバン落とされている中、コングの全体像!調査隊のヘリコプターをドッカンドッカン墜落させます。この島には何かがいる、気配をちょっと見せてシルエットだけのような思わせぶりなんてしない。コング全開で潔いです。こういうのが好きです。

    コングの逆襲で捜索隊のメンバーがどんどん死亡していく中、部隊の指揮官の大佐(サミュエル・L・ジャクソン)がコングに対して異常なスイッチが入ってしまい、調査どころかコング討伐になってしまいます。好き勝手に島の破壊をしたのは人間の方なのに。この島にいる恐ろしいのはコングではないんですよ。

    島丸ごと巨大生物の島なので、至る所にグロテスクな巨大昆虫、動物、UMAレベルの巨大トカゲ…。人間たちは右往左往するばかりで、仲間が次々に減っていきます。調査どころではなく、無事に島脱出することが目的になっています。いや、そもそも勝手に…というのはやめます。

    意思、感情が見て取れるコングの何と紳士的なこと!やっぱり格好いいですね。コングの島の天敵のオオトカゲ、モデルはポケモンのカラカラだそうです。

    カラカラ?人見知りだから恐竜の頭蓋骨を被っているシャイで可愛いポケモンですよ。髑髏島のオオトカゲ、グロすぎるんですけど?コング、頑張れ、やっつけてしまえ!!

    コングが美女を手にエンパイアステートビルに登って何十年、最新技術で表されたキングコングの綺麗な迫力が堪能できた映画です。

    エンディング後、クレジットも全て流れた後のCパート映像。実は髑髏島のような謎の生物が棲息している場所は世界中にあるんだよ、とモナーク社で調査した証拠画像には、日本で有名な東宝映画の怪獣たちが!アメリカの人たち、本当にゴジラが好きなんだなぁ。凄く嬉しいです。

    桐山進也

    巨大なキングコングが画面いっぱいに映し出される

    まず、この映画は視覚的なインパクトが非常に強い作品でした。特に、巨大なキングコングが画面いっぱいに映し出されるシーンは圧巻で、その迫力にはただただ圧倒されました。

    また、映画の舞台となる髑髏島の描写も素晴らしかったです。未知の生物や自然が広がる神秘的な島の風景は、観る者を異世界へと誘います。その一方で、島に住む生物たちの生存競争や人間たちの過酷な戦いを描くことで、生命の尊さや人間の弱さも同時に描かれていました。

    キャラクターたちの人間ドラマも見どころの一つです。特に、主人公の桐山進也の演技は見事で、彼の成長と挫折、そして再起を感じさせる演技は心に深く響きました。

    しかし、何よりもこの映画が伝えているメッセージに感銘を受けました。それは、人間と自然、そして巨大な存在であるキングコングとの共存の可能性です。

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