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    映画:キリエのうたのレビュー・感想

    映画:キリエのうたのレビュー・感想

    あらすじ

    物語は、老年の夫婦、アーサー(テレンス・スタンプ演じる)とマリオン(ヴァネッサ・レッドグレイヴ演じる)を中心に展開します。アーサーは極端に内向的で、感情を表現することが苦手な男性で、マリオンは明るく陽気な性格で、合唱団を主宰しています。マリオンはがんを患っており、病気が進行していることから、余命いくばくもないと宣告されます。

    マリオンの最後の願いは、合唱団の仲間たちと一緒に大会に出場し、歌うことです。アーサーは最初は反対しますが、マリオンの幸せを願い、彼女の願いを叶えようと決意します。彼は合唱団に参加し、音楽の世界に足を踏み入れます。

    アーサーは合唱団仲間たちとともに ensāmuru fō marion(「キリエのうた」)を練習し、マリオンの夢を実現するために努力します。その過程で、アーサーは自身の感情を表現し、家族との絆を深めていきます。

    「キリエのうた」は、音楽と愛情、家族の絆に焦点を当てた感動的な映画で、音楽の力が人々を結びつけ、癒し、成長させる様子を描いています。

    監督:岩井俊二
    キャスト:アイナ・ジ・エンド
    キャスト:松村北斗
    キャスト:黒木華
    キャスト:広瀬すず
    キャスト:村上虹郎
    キャスト:松浦祐也
    キャスト:笠原秀幸

    目次

    映画:キリエのうたのレビュー・感想

    とにかく音楽がいい。

    キリエ(キリエは本来姉の名で本名は路花)と逸子と夏彦の3人の人生が交差しそれぞれ苦悩を消えている様子がありありと描かれている。

    物語の中で私が特に印象に残ったのが、震災で姉と母を失い、姉の婚約者である夏彦が大阪の大学を受験したという記憶だけで大阪に渡った路花と大阪で教師をしている風美との出会い。言葉を発さない路花とどうにかコミュニケーションをとり夏彦との再会を手助けしたものの、血縁ではないということで風美も夏彦も路花をそれ以上助けることができなかった切なさがこちらも苦しかった。

    キリエの歌唱がとにかくものすごい力を持っていて、見終わったあとしばらく耳に入って来る音が全てをキリエの音楽に聴こえるような感じだった。

    主人公の純粋さと強さに心を打たれる

    深い感動を呼び起こすストーリーと、美しい映像美で観る者を引き込む力があります。

    映画の主人公、キリエは、困難な状況に立ち向かいながらも、自分自身を見つめ直し、成長していく姿が描かれています。彼女の純粋さと強さに心を打たれ、観る者自身も自己反省と向き合うきっかけを与えてくれます。

    また、映画の映像美は圧巻で、キリエの心情を色鮮やかに表現しています。特に、音楽と映像が見事に融合し、感情を高めるシーンは目を離すことができませんでした。

    しかし、ただ感動するだけではなく、映画「キリエのうた」は私たちに大切なメッセージを伝えています。それは、どんな困難な状況でも、自分自身を信じて前に進むことの大切さです。キリエの姿を通して、そのメッセージが伝わってきました。

    映画「キリエのうた」は、観る者の心に深く響く作品です。

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