あらすじ
映画『Love Letter』は、岩井俊二監督の長編デビュー作で、中山美穂が一人二役を演じることで話題になりました。主人公の博子は事故で婚約者の樹を失い、彼の過去を懐かしむ中で、彼が昔住んでいた住所へ手紙を送ります。その住所は現在は国道となっており、本来なら届くはずのない手紙ですが、偶然にも婚約者と同じ名前を持つ女性、樹に届いてしまいます。この奇妙な偶然から、二人の女性は文通を始め、お互いの人生や婚約者との関係を通じて新たな発見と癒しを得る過程が描かれます。この物語は失った愛と向き合う過程、そして未知の人との繋がりがもたらす意外な展開を通じて、観る者に深い感動を与えます。
監督：岩井俊二
キャスト：中山美穂
キャスト：豊川悦司
キャスト：酒井美紀
キャスト：柏原崇
キャスト：范文雀
目次
映画:ラブレターのレビュー・感想
死んだ人から手紙が…
高校生の時に同姓同名だった、藤井樹。2人は一緒に図書員をやる事になりました。高校自体の2人のお話とその後社会人になってからのお話が混在します。後に男の藤井樹は亡くなってしまい、女の藤井樹の元へ1通の手紙が届きます。亡くなった藤井樹の彼女が、高校のアルバムから当時の藤井樹の住所へお手紙を書きますが…その住所は、女の藤井樹の住所だったのです。届くわけもない、返信が来るわけも無い手紙を書いた彼女は藤井樹からの手紙に驚くと共に彼女にお願いをします。女の藤井樹は知らない人から手紙を受け取り返信し高校時代を思い返して行くのでした。その中で当時、男の藤井樹が想いを寄せていたのでは…という事に気づく場面も。是非見て欲しい作品です。