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    映画:ナポレオンのレビュー・感想

    映画:ナポレオンのレビュー・感想

    あらすじ

    『ナポレオン』はナポレオンの幼少期から彼の晩年にかけての人生を追跡し、彼がフランスの政治家として昇進し、軍事的な成功を収め、最終的にエルバ島に流刑にされるまでを描いています。映画はナポレオンの個性、政治的ビジョン、軍事的才能、そして彼の時代における重要な出来事を詳細に探求し、その多様な側面を捉えています。

    この映画は特にその映像的な革新と美術デザインに注目され、映画史において技術的な進歩をもたらした作品とされています。アベル・ガンス監督は、カメラの使い方や編集技術において独自の手法を用い、視覚的に魅力的な作品を生み出しました。

    『ナポレオン』は長大な作品で、その本編は複数の部分から成り立っています。ナポレオンの生涯とその時代背景に興味を持つ方にとって、この映画は魅力的で情報豊富な作品となっています。

    監督:リドリー・スコット
    キャスト:ホアキン・フェニックス
    キャスト:ヴァネッサ・カービー
    キャスト:タハール・ラヒム
    キャスト:リュディヴィーヌ・サニエ
    キャスト:ベン・マイルズ
    キャスト:シニード・キューザック
    キャスト:ルパート・エヴェレット
    キャスト:ユセフ・カーコア

    目次

    映画:ナポレオンのレビュー・感想

    母のような存在だったジョゼフィーヌ

    大英雄であるナポレオンに対する印象が大きく変わった作品です。彼の政治的な手腕というものに対してはあまり触れていない構成になっていました。代わりに、子供ができなかったジョゼフィーヌに対しての変わらぬ想いと、人生において61回の戦闘を繰り返した悲惨な戦争の事実が、かなりシビアに描かれていたと思います。

    ナポレオンがこれほど愛情を注いだ彼女のポジションは突き詰めていくと母のような存在ではなかったのかと想像します。その深い愛情は彼の人生を彩るものでした。かたや戦争においては、無謀とも思える戦いをなん度も繰り返し、通算で300万人の兵士を失ったということを考えると、彼は本当に英雄だったのかと疑わしくなる気もしてきます。

    彼の生きた時代は、国が侵略されたら悲惨な事態になるという意味では致し方ない面もありますが、日本の戦国時代のようで悲しくなってしまいました。

    ビジュアルが素晴らしい

    歴史上の偉大なる指導者、ナポレオン・ボナパルトの生涯を描いた作品で、その壮大なスケール感と深遠なテーマに圧倒されました。

    まず、映画のビジュアルが素晴らしいと感じました。戦闘シーンの迫力、豪華な衣装、美しい風景など、すべてが見事に描かれており、まるでその時代にタイムスリップしたかのような感覚に陥りました。また、ナポレオンの人間性や彼の時代背景を理解するための細部へのこだわりも見事でした。

    次に、ストーリーテリングの巧みさに感銘を受けました。ナポレオンの野望、彼の愛情、そして彼が直面した困難など、彼の人生の様々な側面が巧みに描かれていました。特に、彼の栄光と挫折、そして彼の人間性が描かれたシーンは、観る者の心に深く響きました。

    しかし、この映画が単なる伝記映画でないことが最も印象的でした。

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