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    映画:ラーゲリより愛をこめてのレビュー・感想

    映画:ラーゲリより愛をこめてのレビュー・感想

    あらすじ

    物語は第二次世界大戦中のイタリアを舞台にしています。主人公のグイード(ロベルト・ベニーニ)は、陽気で楽観的な性格の青年で、彼はトスカーナの小さな町で絶え間ない冗談と笑いで周りの人々を明るくする存在です。彼は、美しい女性ドライバーのドーラ(ニコレッタ・ブラスキ)と恋に落ち、二人は幸せな結婚生活を始めます。

    しかし、彼らの幸せな生活は第二次世界大戦の影響を受け、ファシスト政権によって逮捕されて強制収容所に送られることとなります。収容所での過酷な状況にもかかわらず、グイードは自身の娘ジョシュア(ジョルジョ・カンティアーニ)を守るために、独自の方法で現実と向き合います。

    彼はジョシュアに対して、収容所内を「ゲーム」として説明し、彼女を幻想的な冒険に連れて行きます。グイードは笑いと希望を失わず、愛と創造力を使って収容所内で生き抜くための方法を見つけようとします。その間、彼はドーラへの愛を忘れず、家族との絆を強化します。

    「ラーゲリより愛をこめて」は、戦争や差別といった重いテーマに対しても、愛、希望、そしてユーモアを持って立ち向かう力を描いた作品です。この映画は感動的なストーリーとロベルト・ベニーニの素晴らしい演技が高く評価され、アカデミー賞で外国語映画賞を含む多くの賞を受賞しました。

    監督:瀬々敬久
    キャスト:二宮和也
    キャスト:北川景子
    キャスト:松坂桃李
    キャスト:中島健人
    キャスト:寺尾聰
    キャスト:桐谷健太

    目次

    映画:ラーゲリより愛をこめてのレビュー・感想

    人を思う気持ちは時代は関係ない

    戦争が終わってもロシアの過酷な地にそして過酷な仕事を強いられた日本兵の人々そんな中に山本幡男さんは、愛する家族に会いたいという思いを貫きます。どんな屈辱的な罰を受けても叩かれても決して希望を持ち続ける、生きる希望を失いかけた人たちを励まし続けてきました。

    しかしそんな彼が病気になり余命宣告をされた時、仲間の気持ちが変わるのです。どんなときも励ましてくれた山本さんを守りたいそして、彼の愛する人に思いを届けてあげたいという気持ちと共に、自分だけが良い人生でなく人を思う気持ちの大切さを持つことが出来たという話です。

    彼らの思いや、遠い国から届く彼の思いが家族に届いた時涙が止まりませんでした。

    音楽と映像の調和が見事

    人間の感情の深淵を描き出す力強さと、その中にある愛の形を見事に描いています。

    まず、映画のストーリーは非常に深く、観る者の心に深く刻まれます。主人公のラーゲリが自身の過去と向き合い、愛する人々への思いを深く掘り下げていく様子は、観る者の心に強く響きます。また、彼の内面的な葛藤や成長を通じて、人間の弱さや強さ、そして愛の大切さを改めて感じさせられました。

    映画の演出も素晴らしく、特に音楽と映像の調和が見事でした。感情的なシーンでは、音楽が観る者の心を揺さぶり、映像はその感情をさらに高めます。また、登場人物たちの演技も見事で、特に主人公のラーゲリを演じた俳優の繊細な表現力には感動しました。

    しかし、何よりもこの映画が素晴らしいと感じたのは、そのメッセージ性です。愛とは何か、人間とは何かを問いかけ、観る者に深く考えさせます。

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