あらすじ
映画『今夜、ロマンス劇場で』は、映画監督を夢見る青年ケンジと、彼の作った映画の中から飛び出したモノクロの映画のヒロイン・美雪の不思議な恋物語です。
現実世界と映画の世界を行き来しながら、ケンジは美雪との間で生まれる特別な関係を通じて、映画への情熱を深めていきます。
彼らの愛は映画と現実の境界を超え、ケンジは最終的に自分の夢と美雪の存在の意味を理解するようになります。
監督:武内英樹
キャスト:綾瀬はるか
キャスト:坂口健太郎
キャスト:本田翼
キャスト:北村一輝
キャスト:中尾明慶
映画:今夜、ロマンス劇場でのレビュー・感想
触れられない愛に胸が苦しくなる
主人公は映画を愛する青年と、不思議な力でスクリーンを飛び出してきたその青年が好きな映画のヒロインです。お転婆なヒロインに振り回されるコメディ要素も楽しいですが、お互いに次第に惹かれ合っていながらも、あくまでスクリーンから飛び出した存在であるヒロインに触れることはできない設定がキュンとします。
抱きしめることもできなければ手を繋ぐこともできないなかで、出来る限りの方法で愛を伝え合おうとする姿はとてもいじらしくて素敵です。
ラストはもう胸が苦しくて仕方がありませんでした。
昭和の大スターに恋をする様子
現代の女性と昭和の大スターが恋に落ちるという、時間を超えたロマンスを描いた作品です。
まず、この映画の最大の魅力は、その独特な世界観とストーリー展開です。現代と昭和が交錯するシーンは、視覚的にも楽しむことができ、また、時間を超えた恋愛という設定は、非現実的ながらも心を揺さぶられました。
また、主演の綾瀬はるかさんと坂口健太郎さんの演技も素晴らしかったです。綾瀬さんの演じる現代の女性が、坂口さんの演じる昭和の大スターに恋をする様子は、とてもリアルで、観ているこちらもドキドキさせられました。
さらに、映画の中で流れる音楽も素晴らしかったです。昭和の名曲が効果的に使われており、映画の雰囲気を一層盛り上げていました。
しかし、一方で、時間を超えた恋愛という設定は、現実離れしていると感じる方もいるかもしれません。また、ストーリー展開が予測可能な部分もあり、サプライズ性に欠けると感じるかもしれません。
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