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    映画:パコと魔法の絵本のレビュー・感想

    映画:パコと魔法の絵本のレビュー・感想

    あらすじ

    『パコと魔法の絵本』は、後藤ひろひとの舞台「MIDSUMMER CAROL ガマ王子vsザリガニ魔人」を原作に、中島哲也監督が手がけた映画です。豪華キャストには役所広司と妻夫木聡が名を連ねています。物語は、奇妙な人々が集まるとある病院を舞台にしています。そこには偏屈な大富豪・大貫(役所広司)が入院しており、彼は病院の中でも嫌われ者でした。

    ある日、大貫は交通事故で両親を失い、後遺症で1日しか記憶が持たなくなってしまった少女パコ(アヤカ・ウィルソン)と出会います。毎日同じことを繰り返すパコに対し、大貫は最初は冷淡でしたが、次第に彼女の純粋さに心を動かされます。パコとの交流を通じて自分の人生を見つめ直す大貫は、彼女にとある提案をします。それは、パコが愛する絵本の物語を実現するためのものでした。

    この映画は、心温まるファンタジーと感動的な人間ドラマが融合し、観る者に深い感動を与える作品となっています。大貫とパコの絆を通じて、人間の優しさや希望を描き出します。

    監督:中島哲也
    キャスト:役所広司
    キャスト:アヤカ・ウィルソン
    キャスト:妻夫木聡
    キャスト:土屋アンナ
    キャスト:阿部サダヲ
    キャスト:加瀬亮

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    映画:パコと魔法の絵本のレビュー・感想

    大人が子どもにしてやれる数少ないこと

    変わり者を集めた病院が舞台の映画です。一日しか記憶の残らない女の子に大人は何をしてやれるのか、つまるところそれだけの話ですが、鑑賞後に涙が止まらなくなります。大人が子どもに向ける愛情深い物語になっており、嫌われ者だったクソジジイがパコの為に奮闘する姿は、非常に胸にくるものがあります。世界観が絵本のように可愛らしい一方で、中島哲也監督の好きそうなパンクな看護師さんもいて、変わり者大人たちが子どもを笑顔にするために全力を出す、その清々しさがとても魅力的です。

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