あらすじ
舞台はニューヨークの陪審員室。
ある少年が父親殺害の罪で起訴され、裁判はすでに終わっています。
残るのは、12人の陪審員による評議だけ。
判決は全員一致で「有罪」なら死刑、「無罪」なら釈放。
誰もが「どうせ有罪だろう」と思っていた——
そのとき、たった一人の男が「待ってくれ。まだわからない」と言い出します。
12人の陪審員は、狭い部屋に集められ評決を始めます。
最初の投票では、11人が有罪、1人だけが無罪。
無罪を主張したのは「8番の陪審員(ヘンリー・フォンダ)」でした。
彼は、少年が本当に父を殺したと断定するには、証拠が不確かすぎると主張します。
他の陪審員たちは最初、彼を「感傷的な理想主義者」だと批判しますが、
彼は冷静に一つずつ、証言や証拠の矛盾を指摘していきます。
脚本:レジナルド・ローズ
キャスト:コートニー・B・ヴァンス
キャスト:オジー・デイヴィス
キャスト:ジョージ・C・スコット
キャスト:アーミン・ミューラー=スタール
目次
映画:12人の怒れる男を見た感想・レビュー
陪審員の葛藤と正義の重み
密室で展開する陪審員たちの議論を通して、正義とは何かをとても深く考えさせられる作品です。それぞれの偏見や先入観が交錯する中、1人の冷静な陪審員が事実を掘り下げていく様子は圧巻です。法廷ドラマというより心理劇に近く、人間の感情や論理のぶつかり合いがリアルに描かれています。結末に至るまでの緊張感と、最後に感じる納得感が見事で、法律や裁判に興味がある人はもちろん、ヒューマンドラマとしても楽しめる名作です。

