あらすじ
『インサイド・ヘッド』の続編は、少女ライリーの頭の中に住む感情たちの奮闘を描いた物語です。前作でライリーを見守ってきたヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリの5つの感情たちは、転校先で新しい友人ができたライリーが幸せに暮らせるよう日々サポートしています。しかし、ライリーが高校入学を迎え、人生の転機に差し掛かると、彼女の頭の中で突然謎の警報が鳴り響きます。驚く感情たちの前に、新しい感情が現れます。
その新しい感情たちは、大人になる過程で現れる「シンパイ」や「イイナー」、「ダリィ」、「ハズカシ」という、ライリーの成長を象徴する存在です。シンパイは最悪の未来を想像し、イイナーは他人を羨み、ダリィは常に無気力、そしてハズカシは恥ずかしさを感じる役割を担っています。これまでの感情たちと新しい感情たちが入り混じる中、ライリーの内なる世界では新たな混乱が生まれます。成長期に伴う複雑な感情に直面するライリーを助けるため、感情たちは再び奮闘することになります。
この映画は、感情の変化や成長をテーマに、大人への一歩を踏み出すライリーの内面をユーモアと感動で描いています。
監督:ケルシー・マン
キャスト:エイミー・ポーラー
キャスト:マヤ・ホーク
キャスト:ケンジントン・トールマン
キャスト:ライザ・ラピラ
キャスト:トニー・ヘイル
キャスト:ルイス・ブラック
インサイド・ヘッド2を見た感想・レビュー
思春期の感情表現が秀逸
あらゆる感情は仏教でいう地獄から仏の境涯までを含んでいますが、そのことを改めてわかりやすく教えてくれた傑作です。感情の世界は、深くて広く、宇宙大のものですが、丁寧に表現して素晴らしいと思います。この作品の中では、シンパイとヨロコビが対立していますが、私たちも常にネガティブとポジティブが心のなかで戦っていることを思うと、納得して腑に落ちるシーンの連続に驚きました。カナシミの声を大竹しのぶ、シンパイの声を多部未華子が演じていましたが、バッチリハマっていました。